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お尻から足にかけての痛み・痺れ…それ、坐骨神経痛? 仙台市青葉区さかえ鍼灸治療院/整体院

2025.12.08

コラム

こんにちは!さかえ鍼灸治療院/整体院です。
今回は、多くの方が悩まされる「坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)」についてお話ししていきます。


坐骨神経痛とは?原因と「梨状筋症候群」の真実、そして効果的なアプローチ
坐骨神経痛とは、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痛みや痺れが出る症状のことをいいます。
特に長時間座っていたり、立ち上がる時にズキッと痛んだり、足が重だるく感じたりする方は要注意です。日常生活に大きな支障をきたすことも少なくありません。
実は、坐骨神経痛にはいくつかの原因があります。

坐骨神経痛の主な原因とは?
坐骨神経痛は「病名」ではなく「症状の名前」であり、その原因はさまざまです。まずは、腰椎(腰の骨)に起因する主な原因を知ることが重要です。
主な原因としては以下のようなものが挙げられます。

腰椎椎間板ヘルニア: 椎間板(背骨の骨と骨の間にあるクッション材)が飛び出して神経を圧迫します。若年層から中年層に多く見られます。

腰部脊柱管狭窄症: 加齢などにより、神経の通り道である脊柱管が狭くなり、神経が圧迫・刺激されます。高齢者に多く見られます。

腰椎すべり症: 腰の骨が前後にずれてしまうことで、神経を刺激します。
これらは「腰そのもの」が原因で坐骨神経が圧迫されるタイプです。

しかし実は、腰ではなくお尻の奥の筋肉が原因で坐骨神経痛が起きることもあるのをご存じでしょうか?次はお尻の奥の筋肉が原因のお話です。

「梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)」とは?
あまり聞きなれない名前かもしれませんが、「梨状筋症候群」は坐骨神経痛の隠れた原因のひとつです。
梨状筋(りじょうきん)は、お尻の深い場所にある筋肉で、股関節の動きに関わる重要なインナーマッスルです。
この筋肉が何らかの原因で硬くなってしまうと、すぐ下を通っている坐骨神経を圧迫してしまうのです。
結果として、お尻~太もも~ふくらはぎにかけて痛みや痺れが出る…
これが「梨状筋症候群」のメカニズムです。

坐骨神経とは?
坐骨神経は、人体の中で最も太く(直径約1cm)、長い神経です。
腰から始まり、お尻を通って太もも・ふくらはぎ・足先まで、下半身の広い範囲に張り巡らされています。
そのため、一か所で神経が圧迫されるだけで、広い範囲に痛みや痺れが出るのが特徴です。
坐骨神経痛というと「腰の問題」と思われがちですが、実はお尻の奥の筋肉――「梨状筋」が原因となるケースも多くあります。
特に、
・長時間座っているとお尻や足が痺れる
・腰よりもお尻に痛みを感じる
・足を動かす(特に股関節を内側にひねる)とお尻の奥が痛む
といった方は、梨状筋症候群が強く疑われます。

「梨状筋症候群」の原因について
腰の病気が原因で坐骨神経が圧迫されるケースはよく知られていますが、実はお尻の深い場所にある筋肉が原因で、同じような症状が出ることがあるんです。
原因としては、
事故などの外傷(尻もちをつくなど)
激しい運動(ランニング、ゴルフなど)
長時間の立ちっぱなし・座りっぱなし(デスクワーク・長距離運転)
姿勢の歪み(骨盤の傾きなど)
などが挙げられます。
ただし、中には「原因に心当たりがない」という患者様も多くいらっしゃいます。
梨状筋は普段は柔らかい筋肉ですが、日々の生活やお仕事の中で、同じ動きの繰り返しや長時間の同じ姿勢を続けていると、知らないうちに疲労が蓄積して固くなってしまい、坐骨神経を圧迫してしまうのです。
「腰は痛くないのに、お尻の奥から足にかけて痺れや痛みがある…」
そんな方は一度、梨状筋症候群を疑ってみてください。

当院の施術:深部の筋肉に届く【鍼灸治療】と【整体・物理療法】
梨状筋は、お尻の深~い場所にある筋肉なので、表面から手技だけで柔らかくするのはなかなか難しい筋肉です。
そこで当院では深部の筋肉へのアプローチに特化し、鍼灸治療と整体、物理療法を組み合わせた総合的な施術も行っています。

鍼治療のポイント
鍼なら、深層の梨状筋にダイレクトに刺激できるため、硬くなった筋肉の緊張を効率よく緩和させることができます。
深層筋への直接アプローチ: 鍼を使い、深部の梨状筋にピンポイントで刺激を加えます。
血流促進と鎮痛効果: 血流を促進し、筋肉の緊張を和らげることで、神経圧迫を軽減し、痛みや痺れの改善をサポートします。
また、梨状筋が固くなっている方は、周囲の筋肉も一緒に緊張していることが多いため、お尻以外の場所にも鍼やお灸を行い、東洋医学的な観点から経絡やツボを活用して全身の「気・血・津液」の流れを整えていきます。

整体・物理療法のポイント
鍼灸治療と並行し、筋肉のバランスや骨格の歪みを整えるため、整体や物理療法を行います。

物理療法: ハイボルテージ・超音波などの特別電療で、手技では届かないお尻の筋肉の深部にアプローチします。血流を促進し、筋肉の緊張を和らげることで、神経圧迫を軽減し、痛みや痺れの改善に効果があります。
筋膜リリース・手もみ: 表面の臀筋(お尻の筋肉)から深部へと段階的にアプローチし、筋肉全体の柔軟性を取り戻します。
骨盤・姿勢矯正: 梨状筋が硬くなる根本原因の一つである骨盤の歪みや姿勢の崩れを特定し、矯正します。土台となる骨格を整えることで、特定の筋肉への負担を減らします。
運動指導・セルフケア: 再発予防のため、ご自宅でできる簡単なストレッチや、正しい姿勢の意識付け、生活習慣のアドバイスを行います。

これにより症状の緩和だけでなく、根本的な原因へのアプローチと再発予防、体全体のバランス調整にもつながります。正しい原因を知り、適切なケアや施術を受けることで、つらい症状の改善が期待できます。

「もしかしたら自分も梨状筋症候群かも…?」と思われた方は、
ぜひ一度、当院へご相談ください。
スタップ一同お待ちしております!

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