【顔面神経麻痺になった時に大事な事】 仙台市青葉区 さかえ鍼灸治療院/整体院
2025.10.25
コラムこんにちは。さかえ鍼灸治療院/整体院 院長の柴田良彦です。最近、顔面神経麻痺の患者様が多く来院されております。人口約10万人あたり30名前後がなると言われております。誰にでも起こり得る疾患の一つです。

顔面神経麻痺の第1選択は病院・クリニックとなります。そこで、重症度や原因を判定し処置にあたります。ベル麻痺、ハント症候群、外傷性の物や他の疾患に伴う物、ストレスや心理的影響を受けてなる物もあります。ここで大事なのはとにかく早く病院を受診する事。これに尽きます。1日も早く炎症症状を抑える治療が必要です。
軽度であれば経口薬、中程度から重症の場合は入院しステロイド薬の全身投与等を行いますが問題なのは初期から2週間経過したその後の対応が、まちまちであると言う事です。
当院に来院する患者様の多くは入院や投薬のその後の経過が不安で来院されます。注意点のみ説明を受け、特段リハビリの指示を受けていないと言ったケースが多いです。
このまま、改善が見られなかったらどうしよう、少しでもいいから回復のスピードを上げたい、説明を求めても納得するような説明を受けられない、そのような事が続いて不安になる方が多く見受けられます。

先日当院にいらした患者様、当初の病院での予想を超えて症状が改善せず、鍼灸院で1ヵ月施術したが効果が見られず当院に来院されました。リハビリの指示も受けず、鍼灸院では鍼治療したり、マッサージだけだったり。色々な見方があると思いますが、当然これでは良くなる機会がどんどん失われていきます。リハビリの計画をしっかり立てて施術して行く事がとても大事です。

近年、顔面神経麻痺に対する鍼灸治療は研究されその効果が実証されてきております。より科学的にエビデンスを獲得し進歩しております。
・顔面神経麻痺において鍼治療の介入があった方が予後が良い事
・治療以外でのお家でのリハビリがとても大事だと言う事
・軽度の場合は顔面神経に対して重度であれば表情筋を目標として鍼治療をする事
・鍼通電療法は非同期で行う事
上記の事は論文等で発表されており、鍼灸業界ではセミナー等で学べる機会が多いです。
病院との連携、重症例に対するアプローチ法等々、問題は沢山ありますが良いと分かっている事をしっかりやる。そう言った事がとても大事です。

大切なお顔の症状、不安な症状、早めに施術して悪いことは一つもありません。もし顔面神経麻痺になってしまいお困りでしたら、是非一度相談に来てください。お待ちしております。
さかえ鍼灸治療院/整体院 院長 柴田良彦