
仙台市青葉区 さかえ鍼灸治療院/整体院 あなたを悩ませる「めまい」について
2025.05.01
コラム今回のコラムは「めまい」についてです。
新生活が始まり、ストレスを感じることが多くなったり、気圧の変化などで
突然の立ちくらみ、ふらつきなどに悩む患者様のお声が多くなりましたので
めまいの症状や原因や、鍼灸でどのような効果が期待できるのかを説明します。

めまいの種類や特徴は?
1. 回転性(ぐるぐると目がまわる)
2. 浮遊性(ふわふわと感じる)
3. 立ちくらみ(眼前暗黒感)
に分けられます。
「回転性めまい」
自分自身や周りは動いていないのにぐるぐると回転しているように感じるものを
回転性めまいと呼びます。
めまい症状だけではなく他に吐き気や耳閉塞感、耳鳴りなども伴うこともあります。
「浮遊性めまい」
中枢神経や高血圧が原因で発症するのが、浮遊性めまいです。身体がふわふわ・ふらふらと浮いているような感覚になり、まるで「雲の上を歩いている」「足元が浮いている」ように感じる方もいます。
回転性めまいのように周囲がぐるぐると回ることはなく、強い浮遊感が特徴です。
「立ちくらみ」
目の前が急に暗くなって立ちくらみが起こることを眼前暗黒感と呼びます。ひどくなると失神することもあることから失神型めまいとも呼ばれます。
急に立ち上がった時など体を動かした時になることが多い
起立性低血圧などが原因で起こることが多いです。

めまいの原因
• 耳
• 脳
• 自律神経の乱れなどの内科的要因など
耳に原因がある
耳は音を聞くだけだはなく、平衡感覚をつかさどるセンサーの役割もあります。耳の内部にある三半規管や耳石器からの感覚情報は、
前庭神経から脳へと伝えられます。なのどこれらの器官が何らかのトラブルが起こることにより症状が出ます。
耳(内耳)の障害で起こりやすい疾患は
メニエール病や良性発作性頭位性めまい性などがあります。
また神経の炎症による前庭神経炎のめまいなどがあります。
脳に原因がある
脳が原因で起こるめまいは、耳鳴りや難聴、耳閉感 などの聴覚障害を伴わないことが多いです。
しかし、脳の障害による特徴的な症状が現れることがあり
手足が痺れる、呂律が回らない、力が入らない、物が二重に見えるなどの症状がそうです。これらの症状には脳出血や脳腫瘍・脳梗塞などの脳の循環不全によるめまいの恐れがあるため、めまいと同時にこのような症状がある場合はすぐに病院で診察を受けましょう。
自律神経の乱れが原因
体のバランスを保つには自律神経が安定している
ことが重要です。
自律神経が乱れると、血圧や体温調節などにも影響があるため、めまいを感じやすくなります。自律神経が興奮していることが多いと血管の収縮や心拍数の変化が起ことからめまいを生じさせることがあります
その他にも更年期障害やストレス、うつ病、パニック障害、不安障害などもめまいの症状を
引き起こすことがあります

めまいに対する鍼灸治療
鍼灸では、めまいの主な原因とされる「血流の滞り」や「自律神経の乱れ」、「首肩の緊張」などに対し、的確なツボを選んで施術を行います。
まず、耳の周囲のツボである聴宮(ちょうきゅう)、翳風(えいふう)、完骨(かんこつ)などに刺激を加えることで、内耳周辺の血流を促進し、めまいの軽減を図ります。これらの経穴は、耳鳴りや難聴にも用いられる重要なツボです。
また、めまいのある方は首や肩の筋緊張が強い傾向があるため、天柱(てんちゅう)や風池(ふうち)、肩井(けんせい)などのツボに鍼やお灸を施し、筋緊張を緩和させて神経の流れを整えます。
さらに、自律神経症状(不安感、動悸、寝つきの悪さなど)を伴う場合には、全身のバランスを整える目的で、内関(ないかん)(心の安定・乗り物酔い)、百会(ひゃくえ)(頭部の気血の巡りを調整)、足三里(あしさんり)(胃腸と気力の調整)、三陰交(さんいんこう)(ホルモン・自律神経の調整)などのツボにも施術を行います。
このように、局所と全身の両面からアプローチすることで、症状の緩和だけでなく、再発の予防や体質改善を目指します。
もしかしたら当てはまるかも?
とお考えでしたら是非一度当院にご相談ください!
スタッフ一同誠心誠意、施術にあたらせていただきます!
ご予約お待ちしております。