今回のコラムは椎間関節性腰痛についてです。
暖かくなってきて活発に体を動かしたくなる
季節になってきましたが、腰が痛い…重苦しい…
などで身体を動かす気になれないと
言う方もいらっしゃると思います。
腰痛にも様々な種類がありますが、
この腰痛は主に腰を後ろにそらした時に
痛みが出るタイプの腰痛になります。
それでは椎間関節性腰痛の特徴を見ていきましょう!

 

 

椎間関節性腰痛の特徴

 

◦腰を押すと痛い部分がある
◦腰を後ろに反らすと痛みが強くなる
◦ゴルフのスイングなど腰をひねる動作で痛みがでる
◦長時間座り作業を行い、立ち上がる時に痛みが出て
姿勢を正すのに時間がかかってしまう。
などがあります。

また腰痛だけでなく、
お尻や大腿部にも痛みが現れる場合もあります。
腰以外の痛む場合、腰の骨は5つありますが、
上から3番目と4番目の関節を痛めると腰とお尻の間
4番目と5番目の関節だとお尻の真ん中
5番目とその下の関節だとお尻の下からももにかけて痛みが出やすくなります。

椎間関節とは?

椎間関節:腰の骨を構成している椎骨は
骨が一つ一つ積み重なって出来ており、
骨と骨を上下左右に繋げて安定させている関節です
脊椎の動きをスムーズにする役割や後ろ側への重荷を支える役割があります。
この関節は関節包、滑膜、関節軟骨を持つ関節で膝や肩などの一般的な関節と同じ作りになっています。

椎間関節性腰痛

椎間関節には滑膜と言い関節を包み込む膜があり、滑膜には痛みを感知する神経が多く分布していることがわかっています。
この関節にスポーツでの酷使、体重の増加や悪い姿勢での長時間の仕事などを繰り返し行う事で
椎間関節に微細な損傷が起こることで炎症が生じ、
その結果、椎間関節性腰痛が起こります。

椎間関節性腰痛への施術

痛みの原因となっている椎間関節の炎症に鍼灸治療を行います。
椎間関節は腰の真ん中から左右の2センチほど外側にあるので
その位置に圧痛があったり、
体を反ってもらった状態で身体をひねる動きをしたときに痛みが出る(kempテスト)
などを行い、どの位置の関節が炎症を起こしているのかを考えます。

 

痛みの原因である関節の炎症が治ってくると痛みは軽減しやすいですが、
足やお尻の筋肉が硬くなってしまっていることで反り腰気味になっていたり、
食生活の乱れで体重が増えてしまい、関節に普段から負担がかかりやすくなっていると
再発してしまうことがありますので、
患者様のお身体の状態に合わせたストレッチや生活習慣の見直しなどで、痛みが出にくい
身体づくりもお話しさせていただきます。

このコラムを読んで、もしかしたら椎間関節性腰痛かも?
とお悩みの方がいらっしゃいましたら
一度さかえ鍼灸治療院にご相談ください!

スタッフ一同精一杯サポートさせていただきます!