今回のコラムは多くの方が悩んでいる頭痛についてです。
頭痛にも色々な種類、原因がありますがお悩みの相談が多い
緊張型頭痛についてお話しします。
・緊張型頭痛とは?
緊張型頭痛は精神的ストレスやデスクワークの増加、スマートフォンの長時間での使用などで15歳以上の日本人では
5人に1人が緊張型頭痛持ちと言われるほど多い疾患です。
特徴としては
・ズキズキする痛いではなく頭を締め付けられる痛み
・毎日もしくは週に2~3回ほど頭痛を感じる
・頭の両側で痛みがある
【主に後頭部が多く、側頭部や目の奥にも感じる】
・入浴すると楽に感じる
・痛みが午後から夕方に増強する
などがあります。
・緊張型頭痛の原因
緊張型頭痛は首肩や背中の筋肉が過緊張の状態になっていることが主な原因です。
筋肉の緊張状態が長引くと乳酸やピルピン酸といった発痛物質が発生し痛みを感じます。
また痛みがあることで自律神経である交感神経の活動が高まり痛みを感じやすくなったり、
持続的に筋肉や血管の収縮をもたらします。
頭が痛いことがストレスになり、一連の悪循環が完成すると頭痛が慢性化します。
また頭痛を慢性的に感じている方は市販の鎮痛薬を日常的に服用する事による【薬の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)】の場合もありますので
1ヶ月の内に10日以上飲んでいる方は注意が必要です。
・緊張型頭痛の施術
原因となっている首肩や背中周りの経穴に鍼灸の施術を行い筋肉を緩めます。
主に使う経穴は
首の「天柱」 「風池」 「完骨」
肩の「肩井」
背中の「膏肓」 を使用し
その他は患者様に合わせて緊張が強い筋肉に施術を行います。